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武装神姫 ~音楽祭3+武器屋番外編 【忍者の誕生と終焉】~

音楽祭3武器屋忍び編 
 二度ほど横道をそれましたが、
 今回は武器屋シリーズの番外編
 忍者編その1となります。
 忍者の武器・道具に関しては
 「その2」になりますのでご了承ください。

 もともとはユーザー企画【音楽祭3】
 のためのSSなので解説はオマケなのです。
 (その割には無茶苦茶長ひな!)


前回のロング・ボウ/クロスボウ編mitaken0.blog.fc2.com/blog-entry-147.htmlの後、
リクエストをいただいたものの忍者編をやるかどうかちょっぴり迷いました。
なぜなら… 間違いなく長くなるからです!(実際長いのでお覚悟を…^ ^;)

もともと日本びいきの生粋の日本人なので、忍者は大好物
とても短く済ますことなど出来ないのです。

よって、実際の投稿SSも、すぐには作成されておらず、しばらく別のユーザー企画にのっかってました。
ある程度準備や下調べも必要でしたしね。

でもって、満を持して投稿されたものは、またもや音楽祭企画に便乗したSSでした。


      投稿タイトル 【音楽祭3】+【武器屋番外編】 ~甲○忍法帖~
                                        (2011/10/07(金)投稿)
音楽祭3武器屋忍び編
当時の投稿コメント再現(例によって手を加えております。)

リマ(忍)「と…とう来てしま…ましたか…、美月姉さま…。」
美月(白忍)「今すぐ戻るなら、里を抜けたことはとわぬ…。わらわと共に来るのじゃ…。」

L「今の私には御…形様がおります…。戻…ことも死ぬことも出…ません!」
美月「交渉決裂じゃな…、掟に従い『抜け忍』として処刑ぞよ!」チャキッ!
※ 裏ではこんな事情を抱えていたりもするリマさんなのでした。(ハード過ぎるワ!)

zeleさんの【音楽祭3】に参加しつつ、武器屋番外編をお送りいたします~。(コメ内)
曲はアニメ『バ○リスク ~甲賀忍法○~』のOPその名もズバリ甲賀忍○帖です。
オフ会のカラオケで吾輩が歌ったので、あの時同室だった方は聞き覚えがあるかと…^^;
素直なメロディかつ、熱いので非常に歌い易くオススメです。
http://www.youtube.com/watch?v=8CjTwOxgDko
www.youtube.com/watch
(↑当時はKONAMIさん運営のサイトだったのでイロイロ伏字にしてましたが、
 曲名は甲賀忍法帖ですね 未だにお勧めの曲です^^)


(以下返信コメント内文章)―
【武器屋 番外編】 ~現役忍者の忍(しのび)講座~
リマ(忍)「印を結んで呪文を唱えるとドロン!そんな脚色されたイメージが未だ付きまとう忍者。
         本当の忍びの世界とはどんな物なのか、わたくし、リーマーがご案内いたします。」
(↑マイク使用中)

ジュリエット(蝶)「リマちん…マイク使えばちゃんと喋れるんだ!」
MITAKEN「いや、いつも普通に喋ってます…声が小さいだけ。」

L「物凄く長いので二回に分けたいと思います、(今回からして長いけど…)
   今回は忍者誕生の経緯と鍛錬法を、二回目は主に忍びの武器・道具を扱います。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【忍者とは?】
リマ(忍)「イキナリ質問です。忍者とはどういったものだと思いますか?」
ジュリエット「んとね、スーパーマン!夜な夜な屋根を飛び交い、
 必殺のニンポーで敵を蹴散らす一騎当千の戦闘員なのだ!」
MITAKEN「それ…忍んでないし!」

L「はい、失格!そもそも忍びは戦闘員ではなく、戦闘を出来るだけ避けます。
J「えぇ~なんでぇ? TVや映画ではバッタバッタやっつけてるよぉ?
M「フィクションはそうじゃないと面白くないからね…。(そっちも楽しくて好きだけど♪)」

L「忍者は現在で言うスパイに当たります。情報を入手したり、逆にデマを流したりが主な任務です。
 当然、相手を倒すことより情報を持ち帰ることを優先しました。
 戦闘は囲まれたりしてやむを得ない時に行ったのです。
 それすらも、隙あらば逃げるのが常で、
有名な火遁の術などは
 火で相手を倒すのではなく、『隙』を作るのに使います
 相手が驚いたり、怯んだスキに逃げるのですね。
 『遁』という字自体、逃げる/隠れるという意味を持ちます。」

J「へぇ~~~。そういえば土遁や水遁はかくれる術だもんね。」
L「そして、忍びはどこかの勢力の配下というよりは、里から出向させるという使われ方が主で、
 彼ら個人が直接大名に従うという例は非常に稀です。
 下忍たちは『大名と契約を結んだ、上忍の命令で出向くだけ』なのですね。
 実質 戦国期の忍者とはスパイというだけでなく、傭兵集団でもあったのです、
 このような形式が定着したのには当然理由があり、忍者誕生の背景を追って見ましょう。」


【忍者誕生の経緯】
リマ(忍)「古代日本の各地には、一部に優れた技術や薬学が発達した箇所が沢山あります。
 それらは渡来人から伝えられた技術だったり、
 その地方の者が独自に編み出した技法であったり由来は様々ですが、
 彼等は外敵から身を守るため結束を固め、それらの技法を独特の体系に纏め上げました。

 中でも有名なのが、伊賀と甲賀(地名としては『こうか』と読むのが正しいですが、
 忍術関係は『こうが』が定着したのでそのまま使われてます…。)です。

 現在の三重県/滋賀県(←当時の文は滋賀を書き忘れてました)であるこの地方は山々に囲まれ、
 作物も育ちにくい環境でしたので大きな発展はせず、京に近いこともあり、
 昔から都を追われた者が逃げ込む土地でもありました。

 彼等は部落ごとに結束し、互いにライバル心を持ちながらも交流・発展していくことになります。
 伊賀・甲賀の二つの地域は、あわせて『甲伊一国』と称されていました。
 そう…、伊賀と甲賀の源流は元々同じなのです。
 (地理的にも隣接しており距離も80㎞位しか離れてなひ。)」

J「にゃんと!?しらなかったのだ…。」
L「伊賀・甲賀の忍び と言うとすぐに忍装束の忍者を連想しますが、厳密には地侍も含みます
 上忍に分類されるような者は、土豪や地侍にあたると考えた方がいいですね。

 それまで、この地の土豪や地侍は小競り合いを繰り返していましたが、
 各部落は組織を作り、大きな戦闘を避けるようになります。
 伊賀なら『伊賀国惣国一揆』、甲賀は『甲賀群中惣』などです。

 これらの組織で、厳格な掟を定めて協力関係を築き上げ、
 外敵に対しては、住民が一致団結して排除するようになっていきました。

 つまり、忍術とは『小勢力が大勢力に対抗する為の兵法』として発展したもので、
 怪しげな術でもなんでもありません。
 このような事情で、この地から戦国大名が誕生することはありませんでした。」

M「ふむ ふむ。」
L「そして伊賀・甲賀だけでなく、こういった部落は全国にも沢山あり。
 各大名達は当初、武力でその技術を手に入れようとしていましたが、手痛いしっぺ返しを喰うことが多く、
 そのうち力で従えるのではなく、傭兵として雇う形ができあがります。
 これが、戦国時代における忍びの姿です。

J「はいはい しつも~ん!他の流派にはどんなのがあるのぉ?」
L「有名どころを挙げますと、
 武田信玄の武田流(透波/すっぱ)、
 上杉謙信の上杉流(軒猿/のきざる)、
 関東北条氏に仕えた風魔一族(乱波/らっぱ)、(風魔小太郎という名を知っている方も多いかと…)
 その他にも戸隠流や根来衆(ねごろしゅう)、信長も苦しめられた雑賀衆など…
 それこそ枚挙に暇がありません。」

J「雑賀衆って忍者なのぉ?」
L「忍者を『スパイのみ』と限定してしまうと少し違うかと思いますが、
 戦国期の多くの忍び達がやっていた『傭兵集団』としての意味合いでは忍と同じといえます。
 忍び同様火術(鉄砲術)に長けていましたしね。」

L「そういえば御屋形様の地元にも源 義経ゆかりの義経流がありますよ?」
M「地元じゃ聞いたことなひよ…。(本を読んではじめて知った位です。)」

L「コホン!(無視して、)特に武田信玄は忍びを情報収集などに広く使ったことで有名で、
女の忍びも活用したことで知られています。」

J「わわわ!くノ一なのだ!」
L「う~ん、その想像とは少し違います…。
 身寄りのない少女を集めて訓練し、歩き巫女として全国へ放って情報収集に使ったそうです。

 当時の女性は男性より規制が緩く、全国どこへでも旅行に出かけることが出来ました。
 しかも巫女さん名目ですからなおさらです。
 その効果は大きく、信玄は甲斐に居ながらにして、全国の様子が手に取る様にわかったと言います。」

J「さらにしつも~ん!
 伊賀と甲賀のげんりゅーが一緒なのはわかったけど、いつから仲が悪くなったのぉ?
M「そうそう、吾輩もそれが知りたい。
 信長が伊賀を攻めた『天正伊賀の乱』で、甲賀者を使ったという話もあるけど それが原因?」

L「現代のいろんな書物(主にフィクション)
 その後の活動写真(映画・TV)などでよく描かれる対立構図ですが、
 実は史実上、伊賀と甲賀が敵対していたという事例はありません!

J&M「なんですとぉ!?」Σ(@Д@ノ)ノ

L「もちろん彼等は傭兵集団ですから、戦場で敵味方に分かれることもあったでしょう。
 しかし、それはあくまで仕事の一部であって流派全体の問題ではありません。
 伊賀と甲賀が彼等自身の怨恨で対立したという記録はありませんし、
 むしろ同業者として協力することの方が多かったくらいです。

 その証拠に、信長が本能寺で倒れた後、家康が三河へ逃げる有名な『神君伊賀越え』も、
 巷では、服部半蔵以下、伊賀者の手によって逃げ延びたと言われますが、
 家康は先ず 甲賀の地に逃げてから、服部半蔵が伊賀・甲賀両者のまとめ役となり、
 両者の助けにより逃げ延びたのが真相です。」

J&M「…………………………………………………。」(‘゚д゚’?)(ポカーンとしている。)
L「甲賀者はもともと豊臣秀吉側に仕えており、
 半蔵以下伊賀者は伊賀越え以降徳川に重用されるようになりますが、
 豊臣対徳川の対立構造が後々江戸時代の講壇などで、豊臣対徳川をそのままやると問題になるので、
 甲賀と伊賀に置き換え、代理戦争のように扱われたのが事の始まりのようです。
 そして色々な人の手で面白おかしく尾ひれがつき、現在に至ります。」

M「なんだか夢がねえぇ~~!」
L「後々家康は豊臣を滅ぼしますが、甲賀忍者もそのまま召抱え、同心として沢山起用してますよ?
 伊賀対甲賀の対立イメージは、後の世の創作と言ってよいでしょう。」
(※ただし、伊賀と甲賀との扱いにはかなり差があり
 甲賀はどうしても低く扱われており、これが忍術書『萬川集海』誕生の元になっています。
 最後のほうで少々補足しませう。
 当時はこの内容を削るかどうかでかなり悩みました、結局江戸期での忍者の話ということで
 一部の時期だけをクローズアップすることははばかられたので削っちゃったんですが、
 忍者達の無念を思うと今回は書かずにはいられません!)


【太平の世の忍び】
M「江戸時代に入ると忍びはどうなるんでせう?」
L「当初は全国の大名を監視する為に諜報活動を行なっていましたが、
 各地の大名は幕府を恐れるあまりか意外と従順で、
 (要求してもいないのに、城や堀の見取り図などを送る藩もあったそうです。^^;)
 次第に意味がなくなり、徳川に仕えた忍びの者
 お庭番や、城の警護などが主な任務になっていきます。」

M「それって…ただのガードマン!?
J「セキュリティの人になってしまったのだ…。」(´Д`)

L「幕末の頃にはすっかり忍びの技も廃れていて、
 ごく一部を除いては、末裔であるにもかかわらず、術を使えないという者も当たり前でした。
 明治になり藩が廃止されると、失業した忍びは転職する者があわられます。

 元々忍びは表と裏の顔を持つ二重生活者ですから、表の職業を持っている場合も多いのですが、
 それが本職になってしまう場合がほとんどで、(つまりただの農民)
 その健脚や軽業を活かして早飛脚や大道芸を始めたり、盗賊に成り下がる者もいました。

 明治時代のとある話では、 
 老人が生活に困った忍びが江戸城の堀で鯉を手づかみにする見世物で小銭を稼いでいるのを見て、
 『忍者もここまで落ちぶれたか』と嘆いたといいます。」

J「あうぅ~、スーパーマンのイメージが崩れていくのだぁ~。」orz
L「もちろんすべての技が失伝してしまったわけではありません、
 甲賀者はさる理由で忍術書『萬川集海』を幕府に献上したりしてし、その技を残しています。
 しかし、現在それらの技を使える者がほとんど残っていないのもまた事実です。
 平和こそ忍びの真の敵だったのかもしれませんね。」

J「うるうるうる…(ΩoΩ)」
L「百地丹波(ももちたんば)、
    藤林長門(ふじばやしながと)、
    加藤段蔵/飛び加藤(かとうだんぞう/とびかとう)、
    果心居士(かしんこじ)…
    実在したとされる忍者は多数居ます。各々で調べてみるのもいいでしょう。」


【忍びの鍛錬法】
ジュリエット(蝶)「忍者はどんな修行をしたのぉ?」
リマ(忍)「忍びは、とても危険な任務特に単独潜入などは)を負うことが多く、それは厳しい鍛錬をしました。」

J「麻の苗を植えて、毎日その上を跳ぶとか?」
L「有名な天狗飛び切りの術の鍛錬法の一つですね。
 しかも麻は縄などの原料にもなるので一石二鳥です。
 他にも、膝を曲げるのが困難なくらい小さい穴を掘り、
 全身の力を使ってそこから飛び出す、天狗昇(てんぐしょう)という鍛錬法もあります。
 これは上達するにつれ穴を深くしていきます。」

MITAKEN「長いマフラーをして、それが地面に着かないように走るとかもありますな。」
L「体の前に厚紙を置き、それが落ちないように走るやり方もあります。
 ただ走るだけでなく、呼吸法も色々ありますよ。二重息吹(ふたえのいぶき)なんかは有名ですね。

 また、単純ですが、あごを引いて足もとを見てなるべく遠くを見ないことも、長距離を走る秘訣です。
 豊臣秀吉に仕えた、『韋駄天』の異名を持つ忍びは、一日に50里(約200㎞)を走破できたといいます。
 休憩時間込みですから、実際走るのは述べ10時間程度だといわれてます。」

M「一流マラソン選手が走る速さを考えれば、不可能じゃないことはわかるけど、普通体が持たないよね…。」


J「抜き足、差し足、忍び足、って言葉があるけどこれも忍者のテクぅ?」
L「今日は冴えてるじゃありませんか!抜き足、差し足をセットで『忍び足』を指します。
 『正忍記(しょうにんき)』には、忍びの足並み十か条として
 『抜き足、すり足、しめ足、とび足、片脚、大足、小足、きざみ足、走り足、常の足』
 が上げられています。」

 それ以外にも、落ち葉の上を歩く時に音を立てにくい浮足(うきあし)。
 前後を警戒しながら塀や壁を背にして蟹のように歩く横走(よこばしり)などがあります。

 これらに共通しているのは出来るだけ音を立てないこと…
 小指から足を下ろす歩法が多く、慣れないと早く歩くことが出来ません。

 究極の歩法として、両手のひらの上に足を乗せて歩く『深草兎歩(しんそうとほ)』というものがあります。
 『忍秘伝(にんぴでん/しのびひでん)』には寝ている者のそばで用いよと解いてますね。
 足音が極めてしにくく、鴬張りの廊下でも端を歩けば音がしないとされています。

J「うんしょ、うんしょ、こんなヒヨコみたいな歩き方、本当に使えるのォ?」 ぼてッ

L「これらの歩法は単に素人が行なっても、上手く歩けず、かえって敵に見つかりかねません。
 そのため忍びは、とにかく足腰を鍛えます。

 足甲歩き(あしこうあるき/そっこうあるき)などは現代人がそのまま素でやると体を壊しかねないですね。
 爪先の甲を使って歩く鍛錬方ですが、通常の爪先歩きを十分に鍛錬した上でやらねばなりません。」
 (手持ちの本の一部ですが参考写真です↓)
足甲歩き

M「当然腕力なども鍛えたよね?」
L「もちろんです!人差し指と中指の二本だけで、米俵一俵(約60kg)を持ち上げる訓練をしました。」

M「ろくじゅっきろ!?」Σ(゚Д゚;)
L「それだけじゃありません。常に自分の体重を60kg以下に保ちます。
(よって漫画やアニメに出てくる肥満体型の忍者など まずいません!)

J「それってまさか…。」
L「指二本で全体重を持ち上げることが出来るということです。」

M「まさに肉体改造…天井に貼り付けるわけだ…。」(― ―;)
J「SAS○KEのアルティメットクリフハンガーも楽勝なのだ♡」

L「そして、肉体改造は筋力面だけでなく、精神面から、臭いにまで気を配ります。」
M「体臭ッすか!?」

L「もともと洗濯や風呂も小まめにしますし、口臭なんかは大敵です。
 忍びの食生活は基本的に、普通の農民と変わりないものでしたが、
 出来るだけ刺激性のものや、香りの強い物は避けました。
 とくに、任務が近づくとことさら気を使ったようですね。

 ただ、厳守していた訳ではなく、栄養が必要な場合は摂取もしていたようです。
 好き嫌いなんていうのは持っての外です!」

J「ううう…、ジュリは忍者になれそうもないのだ…。」(T T)
L「先ほど『精神も』と言いましたが、緊張すると口臭が強くなるという話もあり、
 精神面の鍛錬もかなり重要視されています。
 窮地に陥っても恐れない強い心は、
 咄嗟の場合に冷静な判断を下す必要がある忍びには絶対必須でした。

 真言密教などを多用したのは、こうした精神面の鍛錬の為でもあります。
 おまじないを馬鹿にする方もいるようですが、
 自己暗示は精神統一=平常心を保つことに利用したのであり、マヤカシでもなんでもありません。
 敵に追われているときこそ、冷静でいなければ致命的な失敗を犯しかねないからです。」
M「恐怖心そのものをコントロールするわけか…。」

L「他の鍛錬法としては、視力の向上や暗闇でも目が効く様にする『燈火目付/とうかめつけ』
 耳を鍛える『針の音聞き』(石の上に落とす針の音を聞き取る、上達と共に距離を離す)
 水を入れた樽の淵を落ちずに転身し、自在に移動する『軽身/かるみ』(上達につれ水を減らす)
 立てかけた板を全力で駆け登る『縮地/しゅくち』(上達と共に角度をきつくする)
 などなど、多数あります。


M「潜入時の食事はどうしたんだろう…。」
 出来るだけ荷物を減らす必要性から現地調達を心がけましたが、
 時には身動きが取れないときもあるため、長期任務になりそうな時は携帯食料も持っていきます。
 基本の糒(ほしいい)や、
 一日30粒(一粒1糎程)で必要なエネルギーをえられると言う、兵粮丸(ひょうろうがん)。
 一日3粒(一粒4糎程)『心身ともに万全の備え』といわれる飢渇丸(きかつがん)。
 一日3粒(一粒9粍ほど)で45日間水がなくても過ごせると言う水渇丸(すいかつがん)。
 ほかにも舐めて食す、固い煎餅など、流派によっていろいろあります。

 それすらないときは、虫や草花を食料とします。
 マキビシとしても使える天然の菱の実をはじめ、道端のなどもよい蛋白源です。
 薬学に通じた忍びには、雑草でさえ臨時の食料として機能しました。
 特に甲賀者は薬学に長けていることで有名です。

 喉の渇きを我慢する方法としては唾液を飲み込むのも有効で、
 現在の軍隊でも さばいばる術 として教わります。
(リマさんは武人なのでカタカナ語の発音が変です)
 そのために梅干を持っていく者も居ました。
 食べるのではなく、それを見て唾液を出し、呑み込むのです。」

M「壮絶な世界だな~…。」(― ―;)
J「あんまり楽しそうじゃないのだ…。」(― ―;)
L「使命のために誇りを持って命をかける…それが忍道というものです。
 本日はここまでにしたいと思います。お付き合いありがとうございました。」m(_ _)m

リマ(忍)「最後にお詫びを…。コマゴマと書いていますと、かなりの長文になってしまうので、
 だいぶ簡略化することになってしまいました事をご了承下さい。(『これで!?』と突っ込まなひで…)
 忍びの世界はまだまだ深淵で、これくらいの文章ですべてを語ることなど到底出来ないのです。

 また、これまでの武器以上に諸説ありますので、鵜呑みにはせず
参考までに留めておいていただけると幸いです。
いろいろなサイトで照らし合わせてみて下さい。
次回は本題の忍器となります。」

【補足~忍術書について~
もともと忍び達の技は秘伝で、基本的に文章に書き残すようなものではありません。
実際 口伝でしか残されていない技(業)もあります。
では、なぜこの世に「忍術書」と呼ばれるものが残っているのか…。
そこには忍びたちの痛烈な『想い』が込められています。
因みに【萬{万}川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)
    【忍秘傳{伝}(にんぴでん/しのびひでん)
    【正忍記(しょうにんき)
の三冊を三大秘伝書といいます。
特に萬川集海は別格とされ、昭和に入ってからも陸軍中野学校が
テキストとして写本されているくらいレベルが高いのです。


 投稿時の文中にもあるように、
江戸の太平の世になると忍者の技は使われず、どんどん使える者が減っていきます。
 これに危機感を覚えた忍び達はわざを残すべく、
本来は秘伝であるはずの数々の技術、兵法、そして忍具などを書物として書き上げます。

 必要なくなってしまった自分達の優れた技をせめて自分達『忍』が居たことの証として
残しておきたかったのでしょう。
 そして、それはやがて違った形へと使われ始めるのです。

 忍者は当初ガードマンとして雇われていたものの、太平の世なのでそれほど沢山の人数はいりません。
雇用されるものは当然ひいきの者達ばかりで必要なくなった忍者達は当然無職/雑用同然となります。

 一部の者達とそれ以外の忍び達では扱いに差が出てきており、
扱いの低い者は伊賀や甲賀の地へもどり農民として暮らしますが、もともとあまり豊かな土地ではないので
生活は苦しく、しかも農民としての税が重くのしかかるばかりでした。

【萬川集海】がなぜ忍術秘伝書として最高のものであるのか…。
 それはただ忍術を残したいという思いだけではなく、自分達の技を幕府に見てもらい、
より高い地位で雇用してもらうための就職活動だったのです。
編纂したのは伊賀の藤林左武次保武(ふじばやし さぶじ やすたけ)ですが、
この書は甲賀忍者によってまさに『就職活動』として幕府に献上されました。
 当時の伊賀・甲賀にいる、優れた技を持ちながらも農民同様の扱いをされていた忍び達
痛烈な思いは幕府に届くことはなく、わずかな銀銭(帰り賃レベル)を渡されてかえされたといいます。

 こうして忍術は書物のみが残ることになり、技(業)を受け継いだ者はほとんどいなくなるのです。
ううっ涙なくしては語れなひっ!



ええっと…読むのがつらければ帰っていいですよ?(笑)(をい
 当時コレを投稿するのはどうだろう?とも思ったんですけど、
コレでも今回 書き足しちゃってる部分があることからも分かるように
 少々の文では語りきれないというのが正直な感想です。
短くするのにはこのあたりが限界で、これ以上は『本を読んだほうが早い』かも?

 少し前にNHKの『歴史秘話ヒストリア』でも忍者を扱ってくれて個人的に非常に嬉しかったですね。
内容はもうちょっと突っ込んで欲しかったのですけど、忍術書『萬川集海』が出来たわけを
しっかり語ってくれていて好印象でした。もっともっと本当の忍(しのび)を知ってもらいたい…。
そう募るばかりです!


SS作成としては、末期の作だというのに。なんと忘れ去られつつあった暗闇法を使用しています。
↓影オブジェクトをはずしたSS。
20111006_001.jpg

このテクニックは影を出した状態で作成せねばなら無いので、
マシンパワーが低かった当時のPCではあまりやりたく無い技法でした。
しかし「やらずじまいというのもアレだし~。」ということでやってみたわけです。

ちゃっかり以前作った「瓦ワンユニ」で屋根作ってますしね!

それでは長くなった分〆は短く…。次回はこの続き…といきたいのですが、
AGPのスティメンが入ったとのメールが着たのでレビューになるかもしれません。


ジュリエット(蝶)「え~っ、忍者の続きがいいよぅ~!
MITAKEN「レビューって生モノなんであまり時間が経つと意味が無いんですよ…。
       忍者はいつでもやれるでしょ!(ひでぇ…)

ではでは~(^ ^)ノシ
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2012-11-30 : 武装神姫 置きSS系 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

MITAKEN0

Author:MITAKEN0
F井県E市に生息中のキモヲタ。

好物は武装神姫、トランスフォーマー、LEGO、萌系フィギュア。
神姫NETの公式SS板でワンユニット師だった経歴を持つ。
無類の巨乳好き♡

なお、当ブログの映像、画像、文章等の
無断転載はご遠慮くださいな~。

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